カメラマン宮本直孝さん主催の写真展
『いい夫婦の日』写真展に参加させていただくことになり、メールでのやりとりにてうちの近所の公園で撮影を行うことになったのが今月後半に入ってすぐのこと。
夏休みといえど部活の子どもたちを送り出し、ドキドキしながら待ち合わせの場所に向かいました。
(平静を装っていたけど、夫も絶対緊張してました❗️)
初めてお会いする宮本さんは穏やかな雰囲気で包まれていて、優しい笑顔が素敵な方でした。
私たちの緊張を解きほぐすかのようににこやかに話しかけてくださりながら、撮影の準備をされているのを私たちは食い入るように見てしまいました😅
大きなカメラや機材を見るのは初めてなので、ついつい😅
事前にどんな感じで撮影するかを伺っていたのですが、準備ができていざ撮り始めると宮本さんから、
「う〜ん、もう少し身体を真っ直ぐに向けて、足も真っ直ぐがいいかな〜」
身体の向きを変えるだけなのに、なぜかギクシャクした動きをしてしまうこの夫婦。
……マリオネット?
……空から透明な糸で吊るされてる?
二人並んでるだけなのに、なんでこんなに力入ってるんだろ…。
カシャッ、カシャッと何度となく響くシャッター音が余計に顔の肉を強張らせているよう。
宮本さんもプロだけに一切の妥協なし。
その真剣な眼差しに本当のプロの姿を感じて、コンセプトにされているその心に応えたいと思いました。
「うん、これいいね。いいものが撮れましたよ」
にこやかに微笑んだ宮本さんに、夫と二人、思わず、
「ヤッター❗️」
…小さく叫びましたね😅
「最後の方、表情がとても良くなりましたよ。ほら」
見せていただいた初めの方の写真は、二人とも死んだ魚のような(怖❗️)目をして、緊張感たっぷりな表情に対して、その後の写真を見ると全く別人のような自然体の私たちがそこにいました。
自分の顔がこんなに違って見えたのは、生まれて初めてかもしれません。
(かなり衝撃的でした😳)
不思議なことに最後の方ではすごく気持ち良くカメラの前に立てていたんです。
宮本さんが流して下さっていた耳に優しい音楽のおかげなのか、爽やかに吹いてくる風のおかげなのか…。
終わった時には汗・汗・汗・でしたが、何はともあれ無事に撮影は済みました。
今回このお話をお受けしたのは宮本さんの考えや思いに共感し、私も自身の経験を役立てたいという思いがあったからです。
これまで顔のことでじろじろ見られたり、差別的なことを言われたり、悲しくて悔しい思いをたくさんしてきました。
人の視線がこんなに恐ろしいものかとも思ったし。
それなら傷のある顔をわざわざ出さなくてもいいじゃない、という声もあるかもしれません。
でも出ることに意義があるかなあと。
傷があっても普通に恋愛もできれば結婚もできるし、親にもなれる。
(それなりの紆余曲折はあるけど、それはどんなカップルでもいろいろありますもんね😅)
パートナーと二人での写真だからこそ伝わるものがあるんじゃないかな。
傷があっても身体にハンデがあっても、何にも恥ずかしいことはないってこと。
一人でも多くの方に知っていただいて、見ていただけたらなと思います😌
帰りの車の中で、
「お前が恥ずかしがるの、そのアゴと首の肉とヤバイ前髪じゃね?」
そう言ってニヤリとする夫に絞り出すように、
「…シミもだよ…っ」
がっくりうな垂れた私でありました…。
(もっと真剣にダイエットすべきでした…😭)
再度写真展の案内を載せさせてください。
『いい夫婦の日』写真展
日時 2019年11月18日(月)〜24日(日)
9組の夫婦の写真が飾られます😊✨
お近くにお住まいの方、駅を利用される皆さま、よろしくお願いいたします❗️
長々と最後までお読みくださり、ありがとうございます😌