「この顔で生きるということ」
という本があります。
見た目に様々な症状を持つ方々の、自分らしい考え方と生き方が満載の本です。
私が知らなかった症状の方もいらっしゃり、私も口蓋裂、顔面裂傷という症状を持つ当事者でありながら、まだまだ知らないことがたくさんあるなと思いました。
見た目が重視されがちな世の中で、人目をひくような傷や症状を負いながら生きるのってけっこうしんどいことが多いです。
じろじろ見られるし、嫌なことも言われたりするし。
人の視線て怖いんですよね。
自分に注がれる視線の居心地の悪さったらありませんでした(^_^;)
心も身体もそわそわして、早くその場から逃げ去りたい❗️
何度思ったかな〜(´・ω・`)
それでも私はこの姿で勝負していくんだと決めた16歳の夏から、少しずつではありますが自分の症状や周りの方々の反応についての考え方、感じ方が変わっていって今に至っています。
……だいぶ能天気な考え方になっちゃったかもですがσ(^_^;)
でも、これが私ですヽ(*^ω^*)ノ
あるとき、
「傷があって可哀想にね」
「痛い思いして大変よね」
と言われたことがあるんですが、
「え、全然?」
というのがその時の率直な気持ちでした(^_^;)
同情というのとはまた違う気もしますが、その時のシチュエーションからきっと励ましてくれていたのかな、気を遣ってくれたのかなと思ったのですが、正直、
その特別感、いらないなぁ……(´・_・`)
だって身体は健康だし、一人でなんでもできる。
発音はまずいこともあるけれど、日常生活にすごく困るほどではありません。
ありがたいことに、いたって普通なのであります(*´꒳`*)
そりゃ〜本音を言えば、傷のない綺麗な顔だったらな〜って思いますよ。
(女性ですしね(*´∀`*) )
でも私は顔に傷を持って生まれてきたんですから、もうこれで人生勝負するしかないんです
ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
人生一度きり、どうにもならないことで悩む時間があったら、私は前を向いて進んでいくことに使いたい。
やるっきゃない\\٩(๑`^´๑)۶////
でも同じ当事者の方でもいろんな考えがあって、あまり触れないでほしいという方もいて考え方、感じ方は人それぞれですが。
ハイ、これが私です╰(*´︶`*)╯
見た目問題を私なりに考えたのですが、自分の体験からして、周りからの視線はどうしたってなくならないと思うんです。
人目をひくものがあれば、それが人であろうと物であろうと、
「おやっ?」
と見ちゃいますから。
それはそれでいいと思うんです。
ただそこからさらにまとわりついてくる視線には、少し前に書いたようにもう逃げたいっ❗️てなってしまう(^_^;)
見た目が目立つ人に好奇の視線が向けられるのは、病気のことや症状が知られていないからだと思います。
知られているのと知られてないのとでは、向けられる視線は全く違うものになると私は思います。
下ばかり向いていた思春期の頃、特に中学生の頃は私にとって暗黒時代でした( ̄ー ̄)
向けられる視線の全てが痛くて痛くて(^_^;)
自分の顔を恥ずかしいと思っていた十代。
ただ、若い頃ってあっという間に過ぎてしまう。
キラキラした十代はまさに、
「光陰矢の如し」❗️
悩んでも何してもキラキラした時間は確実に進んでる。
その時間がもったいない❗️
自分の夢や将来のことを考えたり、いろんなことに思いっきりチャレンジできる❗️
若いって、素晴らしいヽ(*^ω^*)ノ
ただ、その時の私にはそれがわかりませんでした。
(歳とって初めてわかるんでしょうかね
(T ^ T) )
だからこそ見た目で悩む特に子どもたち、若い方々に生きやすい世の中になってもらいたい。
見た目のことでキラキラしたかけがえのない時間を下を向いて過ごしてほしくないと思います。
見た目目立つ風貌であっても、人付き合いもするし、恋愛もするし結婚もするし。
周りからの視線を受け止めるにはなかなかの葛藤もあるかもしれないけれど。
思い切って顔を上げても、大丈夫。
顔を上げてみた私の体験から言って、大丈夫
^_−☆
私はまずはいろんな方にこんな問題があることを知ってほしい、当事者として見た目への差別について思うことを発信したい、そう思ってこのブログを開きました。
ここで話すことはほんのちっぽけなことかもしれないけれど、少しでも多くの方に伝わればとても嬉しいです(*´∇`*)
これからも見た目問題について思うことを、私なりに発信していきたいと思っています。
だれかの一歩の役に立つことができるように
╰(*´︶`*)╯♡
見た目問題についての本を紹介させてください
(*´∀`*)
「この顔でいきていく」
岩井建樹著
朝日新聞出版
「顔ニモ負ケズ
どんな『見た目』でも幸せになれることを証
明した9人の物語」
水野敬也著
見た目問題だけでなく、人として前を向いて生きることって素晴らしいなと思わせてくれる本です。
長々となりましたが、読んでくださりありがとうございます(*´꒳`*)