原爆投下から今年78年目の夏。
8月6日 広島 午前8時15分。
8月9日 長崎 午前11時2分。
今年も被爆された方々の尊い御霊に想いを馳せ、投下時間に静かに黙祷をし平和への祈りを捧げました。
あの日、たしかに日常は続いていくはずだったんです。
当たり前に続いていくと思っていた日常が一瞬にして奪われてしまったこと。
かろうじて命を繋げられたとしても、そのあとの人生は想像を絶するほどであったろうと、想像するだけで胸が締めつけられる思いです。
被爆2世のまーたるも母や祖父から、被爆者の方々から原爆の話を聞いてきました。
まーたるの実家は市内ですが爆心地から離れたところにあり、それでもその瞬間凄まじい爆風が吹き屋根を修理していた近所の方が吹っ飛ばされ、母たちは慌てて防空壕に飛び込んだそうです。
祖父は翌日爆心地の方へ行ったそうですが瓦礫が凄まじく、黒焦げになった馬や人と思われる真っ黒な塊を目の当たりにして何も言葉が出なかったと言っていました。
被爆者の方々、戦争体験した方々は今を生きる私たちのために、未来の子どもたちのためにお辛い体験を語ってくださっています。
私たちはその心からのお言葉を一言一句胸に刻み込み、人々が家族や友人、大切な人たちと共に喜怒哀楽の日常を送り、自分の夢を自由に追いかけていける世界を創っていかなければ。
78年経った今、この世界はどうなっていますか❓
世界は変わったか。
変わるどころか、さらに悪い方へ進んでいっているとしか私には見えません。
世界のそこここで争いが起こっていて、火種は至るところに燻っています。
このところの日本だっておかしな方へ進んでいるとしか思えず、不安ばかりが募るまーたるです。
でも希望は捨てないんです。
焼け野原から立ち上がってこられた先人の方々の想いを心に刻みこんだから。
長崎を最後の被爆地にするには今を生きる私たちの平和への強い祈りと、お互いを思いやり手を取り合い協力しながら、笑顔溢れるあたたかな世界を創り上げていくんだという強い思いが大切です。
平和な世界は一人一人の心次第で必ず実現していくと私は信じます。
思いやりと感謝の気持ち、違いを認め合い相手の立場に立って物事を考えよう。
自分だったらどう思うのか、どうするのか想像しよう。
自分一人じゃ小さな力だけれど、一人、また一人と手を携えたならば『平和な世界』は夢物語でも甘い理想でもなく、真実現れると信じて私は日々心を磨いていきます。
先人の方々の御霊に心からの祈りを捧げます。
以前帰省した時に訪れた平和公園。
今は関東在住だけれど、心にはいつも故郷長崎があります。
戦争はいらない。
最後まで読んでくださりありがとうございます。